神戸市中央区 みなと元町内科クリニック
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未病/ストレス専門Dr. 笠木のブログ
心の癖は病気の発症に影響する
2021/12/29

心が体に影響を与え、体は心に影響を与えるといわれています。気持ちが落ちていると動かなくなくなるし、体中が痛いと、気持ちも沈みます。心には、心の癖、性格も含まれます。病気になりやすい性格ってご存じですか?

 

例えば、冠動脈疾患になりやすい性格の人は、「目標達成への意欲が強い」「競争心が強い」「周囲からの評価を求める」「1度に多くのことをやろうとする」「性急でせっかち」「精神的・肉体的に過敏」、容易に「敵意を燃やす」傾向があります。「人の悪口をよく言う」人も冠動脈疾患のリスクが高まります。人の悪口をよく言う人には競争に勝とうという気持ちが強いタイプが多く、人を蹴落とそうとする心やライバル意識が非常に強いことが、発症のカギと考えられています。いわゆる交感神経系が強い人が多いんですね。

 

 こういうタイプの方が、心臓の病気を発症して色んなことができなくなる、動くと息が切れるとどうなると思いますか?動くと息が切れるというのは、それ以上動くと、体は危険な状態になるよって脳に指令を伝達しています。体は、脳に休めって言っているわけですよね。

ここで、「目標達成への意欲が強い」「競争心が強い」「周囲からの評価を求める」「1度に多くのことをやろうとする」「性急でせっかち」な人は、この指令を素直に聞きそうでしょうか?おそらく素直には効かないでしょう。体が悲鳴を上げるぎりぎりの状態になるまで無理することが多いと思います。こういった方の多くは頭では休めば体は元気になるって理解していています。ところで、こういった方のぎりぎりの状態になって休むかといわれるとなかなか休まないんですね。休めないのかもしれません。なぜなら、休むことに対して、不安や罪悪感など拒否反応が少なかれずあるからなんです。なにかに駆り立てられるように気持ちを奮い立たせるようにすることで気持ちを前向きにしている、そんな時は、体のことなんかどうでもいい、前に行くんだ!となり、体のメッセージを聴く体制にはなっていないんです。

 

 ちょうど身を粉にして働くサラリーマン、仕事中毒の人がこれに相当すると思います。こういった方に「ゆっくり休んでくださいね」といっても休むことにはあまり興味がないので、言葉は入らないかもしれません。(疲労が進むとゆっくり休んでも回復しなくなります)もっと働けるようになりたい、強くなりたいって思っていることが多いので、ストレスに耐えられる体が欲しいと思っていることが多いです。それには、体を柔らかくする、新陳代謝のいい体、強い体、体力を手にいれる、そういったことには耳を貸してくれます。あるいは、仕事中毒にならなくても済むような、甘い話に敏感になります。いずれにしても、この方の場合は、性格が大きく変わらない限りは、心臓をどんどん悪くしていくのです。

 

 認知症って病気があります。認知症が若年で進みやすい人の性格の特徴ってご存じですか?それは、「がんこ」「社交的でない」「わがまま」「整とん好き」「臆病」「短気」「無口」です。一方で、なりにくい性格が、「明るい」「正義感が強い」「社交的」「行動的」「確認癖」だそうです。人と関わるというのがどうやら大切なのかなって感じます。このようにある性格がある病気の発症と関連があるというのは、徐々にですが、明らかにされてきています。