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未病/ストレス専門Dr. 笠木のブログ
精神的なストレスから病気になりやすい人の性格(まとめ)
2021/11/03

<精神的なストレスから病気になりやすい人の性格>

長期のストレスから病気になる人の特徴としてどういう特徴があるのでしょうか?

その特徴をみていきたいと思います。

 

慢性疲労症候群

1)自分にとって重要なことではなく、他人にとって重要なことを優先する傾向がある。

人の目が気になり、あるいは人に評価されたい、見捨てられたくないなどの理由から、他人の為に行動する時間で自分の時間を埋めてしまう。自分がやりたいことをする時間がなかなか取れないので、自分自身が満たされず、エネルギー切れになりやすい。

2)重要なことよりも緊急性のあるものを重要視する

冠婚葬祭や誰かに頼まれたことを断るという選択肢もあるにも関わらず、引き受けて自分の時間を使い、自分の時間が取れません。特に自分にとって重要な時間(休息や学びなどに使う時間)が確保できなくなります。お願いされて「ノー」とはいえない人に多いです。

3)人に任せられない、自分でやらないといけないと信じている。

長男、長女、1人っ子に多い特徴で、人にお願いができない、できない自分を認めたくない人に多い傾向があります。本人は責任感をもってやっていて、自分でやらないことが無責任を思っていますが、自分の力だけでやってうまくいかなかった時に受け入れられず、長期に落ち込む原因になります。

4)自分で予定を詰めすぎてやっている感はあるが、基本感情は麻痺している。

人の期待にこたえたいとの想いが強い人に多く、人の感情には敏感であるが、自分の感情には鈍感なため、自分の体調や感情や状態に対してセンサーが働かず、無理しやすいです。頑張って頑張って頑張って最後息が切れて倒れてしばらく動けない。そうしてしばらく休んで体力を回復して、また、頑張って頑張って頑張って倒れるのを繰り返している方がおられます。「燃え尽き症候群」ともいいます。何かやりたいこと、やらねばならないことに追われ、毎日忙しく生きている方でもあります。忙しいという言葉は心を亡くすと書きますので、心ここにあらず、でも頑張って生きている、そんな方です。

 

不眠症

(1)安心感を感じれない

どんな人でも寝る為に必要となる感情というのがあります。それが「安心感」です。

安心感がなければ、あるいは安全性が担保されなければ、例えば、生命が脅かされるという不安がない状態でなければ、熟睡は困難です。不安が睡眠を妨げるのですが、どんな不安があるのかというと、一つはまだ起こっていない未来(未知)に対する怖れからくる不安です。明日はきっと悪いことが起きる!と感じている人はこのタイプですね。親や恋人、配偶者に見捨てられたらどうしようと考える人もいます。

(2)リラックスできない

仕事で帰宅したら深夜近くで、そのまま食事、入浴、就眠とあわただしい生活をされておられる人はリラックスする時間がなく、なかなか寝付けない人がいます。翌朝にも大量の仕事が山積みになっている場合には気になってそわそわして寝られないということもありますし、怒りっぽい人は、帰宅してもイライラして、寝られないということもあります。イライラや焦り、そわそわなど落ち着かない感情の時っていうのはなかなか寝付けません。

こうみていくと、寝れるというのはある程度、不安に対するストレス耐性や感情のコントロールが必要であることが分かります。不安は見通しが立たない時にでてくる感情ですが、見通しを完全に立てられる人は預言者ではない限りはいないわけで、見通しが立たなくて不安を感じてもその不安に対応できる能力が必要になります。ストレスがかかっている状況では、その対応能力が低下するというわけです。

 

うつ病・うつ状態

うつ病は、脳の機能が低下している状態であり、エネルギーが使えずに意欲が低下する状態のことです。エネルギーが欠乏すると、脳というシステムが機能不全に陥ります。血流が低下している、あるいは脳の代謝が低下していることが特徴です。

うつ病の原因は1つではありません。最もきっかけとなりやすい「環境要因」は、大切な人(家族や親しい人)と別れたり、なくしたり、健康でなくなったり、仕事を失ったり。人間関係、家庭、職場でのトラブルが主な要因となります。

また、本人の性格も影響しやすいといわれています。エネルギー不足なわけですから、義務感が強く、完璧主義、几帳面、凝り性、仕事をばりばりする人に起こりやすいというわけです。やってもやっても満足できない、達成感がない、楽しめない、喜びを感じない、疲労感ばかり、そういった人に起こりやすくなります。

ストレスをため込みすぎてうつ病にならないようなセルフケアが必要ですね。特に不感、不信がそろうと、うつは悪化しやすいです。

 

(1)不感な人

自分がどんなことを感じているか、体や心の調子を聴きながらセーブしながら生きていません。また、一生懸命がんばらないといけない時に、体や心の声を聴いてしまうと休まないといけなくなる、それは不都合だ!と脳が判断すれば、体や心の声をシャットアウトしてしまうことがあります。そうしてそれが慢性に続くと、いつしか自分が何を感じているのかが見にくくなります。感覚を普段から鈍感にしているために、何かが急に起こったように感じます。即ち、突然ストレスがきたかのように感じます。特徴としては、「急に」しんどくなります。口癖は「よくわからない」です。体も心も疲れで破綻をきたしているのに、体や心の声を聴かずに走り切っている、その状態ではアドレナリンがでているので、駆り立てられるように生きています。その間は、何とか動けるのですが、体や心の限界が来た時に急に倒れて身動きができなくなります。「不感」の人が向精神薬を飲むとさらに「不感」となり、「うつ」になっていきます。それがずっと続けば、廃人です。そうならないように皆さんも自分の感情に鈍感にならないようにしていただきたいと思います。

2)不信な人

ほとんどは失敗をしたくない、失敗を強く怖れる、失敗したらその先には絶望、復活のチャンスがないと考えてがちです。いわゆる完璧主義です。完璧主義の人は決して完璧ではないのですが、完璧でない自分はダメだと思っているので、ほとんどの場合、自己肯定感は低いです。ですので、冒険心、リスクを引き受ける力(勇気)、チャレンジ精神が少なく、そのことも動けない理由になってしまっています。そんな時は、いかにできないか、無理なのか。、不可能なのかを考えている人もいるかもしれません。失敗して落ち込むよりも考えているほうがましと考える人もいるし、私は何をやっても失敗すると考える人もいるし、考えすぎて先延ばしにして、色んなチャンスを逃している自分が自分らしいと感じて、自己イメージの中で生きている人もいます。考えすぎて動けない人のストレスの理由は人さまざまですが、どこか勇気がくじかれているという点では共通しているのかもしれません。