神戸市中央区 みなと元町内科クリニック
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未病/ストレス専門Dr. 笠木のブログ
ワクチン差別というストレス
2021/10/06

緊急事態宣言が全面解除されるに伴い、人と人の交流が増えて、こんな会話をよく耳にするようになりました。「お互いにワクチン打ったから会いましょう」「ワクチンを打っていないので診察できません」「ワクチン接種は義務でないけど、マナーです!」「失礼ですがワクチン接種はお済みですか?」などなど。ワクチンを打っていないと肩身のせまい想いをされている人が、最近増えているように思います。

米疾病対策センター(CDC)は、ワクチンの位置づけに関して、当初、ワクチン接種を受ければ新型コロナの感染は防げると断言していました。しかし、ワクチン接種後にも感染例がでてきた為、徐々にその発言はトーンダウンし、今では、ワクチンを接種しても、重症化は防ぐが、感染の可能性はあり、誰かにうつす可能性もあるとCDCは発言しています。一方でCDCは、ワクチンを打っていない人の間で広がる疫病である(証明はされていない)とも発言しており、こうした二枚舌のせいで、混乱が生まれました。

現時点では、日本では、ワクチン接種を受けたい人は受ければいいし、受けたくない人は受けなければいいという扱いになっています。人は、自分の体のことを自分で決める権利があります。自分の体に異物を入れるか入れないかも選べます。同様に、誰にでも周囲の人たちにワクチンを接種したかどうかを尋ねてもいいですし、その証拠を見せるように求めることもできます。そして、聞かれた側の人にも権利があります。即ち、尋ねられても回答を拒むこともできるし、証拠を見せない権利があります(日本人はなかなか行使しずらい国民性かもしれませんが)互いに異なった考えをもつ人がぶつかって問題になるときには、互いに自立した大人なわけですから、当事者で対応するというのが、当事者間の責任だと考えています。

ワクチンを打つことは、新型コロナ感染症にかかった時の重症化を防ぎ、入院率を下げ、社会に貢献している可能性がある認識は、ワクチン肯定派、否定派に関係なく、ある程度は共通認識として認められていると思っています。一方で、残念ながら、ワクチンを打つことの長期的な安全性は証明されておらず、ワクチンの接種により、他の人への伝播を防ぐ、あるいは感染の拡大を防ぐことを長期的に期待できるかどうかは、現時点で証明されていないため、意見が分かれています。(同様にマスクをつけることで、感染の拡大を防ぐことも証明されていませんので意見は分かれています)人はみたいように見、聞きたいように情報を聞くものなので。この結論がでるにはかなりの時間がかかるでしょう。ただ、少なくとも、ワクチン先進国のイスラエルでは、感染症はワクチンを打っても拡大しています。感染を拡大させている人は、ワクチンをすでに打った人が、打っていない人よりも多い、その事実をみる限り、「ワクチンを打っていないことで、うっていない人が感染を広げる」という論理はあてはまりません。ですので、「ワクチンを打っていないことが感染を広げている」と、メディアやワクチン肯定派の人が主張し、人に自分の考え方を押し付けることに、私は、大変違和感に感じています。色んな意見があってもいいはずの内容をメディアが一斉に同じような論調で報じるのは、古くからの日本の伝統ですが、それには訳があります。それは、ワクチンの件に関しては、政府がワクチン接種を推進したいからであり、その背景には、日本の医療界がワクチンでお金儲けをするチャンスであったというのがあります。皆さん、ご存じかどうかはわかりませんが、日本の医療は、お金が医療界に循環するように(儲けるように)なっており、費用がかさむ医療や薬が、費用がかさまない治療よりも推奨されています。国民の健康を考える前に、いかにして薬を使い、お金を生むかを追求する医療が日本の医療を支えているといった現実を多くの人は受け止めなければなりません。

ワクチン接種は、自由に振舞っていいという免罪符かお墨付きのパスポートにはなりえません。しかし、ワクチン接種の有無で、法的に許されるぎりぎりのところで差別を行い、ワクチン接種をしていない人を集団から排除する流れはでてきています。集団から排除する人の言い分として、誰とつきあおうが、避けようが、法律的には縛られないというのがあります。確かに、人は誰とつきあおうが、法律的には縛られません。誰にも、誰と付き合うかを決める権利があります。ワクチンを接種しない人を拒む権利もあれば、同様に、接種した人を拒む権利があります。そこに正当な理由は必ずしも必要ありません。しかし、ワクチン接種を自分以外の人に強要する権利は、あなたにどんな正当性があっても、あなたにその権利はありません。あなたが医学的に正しいといわれていることをいっているから周りの人は従うべきだと考えているとしたら、その思考は極めて「幼児性」「依存的」思考であり、自律的な大人の思考ではありません。多くの人が医学的に正しいと考えていることは、エビデンスに乏しいことも混在しています。多くの人が医学的に正しいと考えていることが、あなたの主張を人に強要する免罪符の働きをするわけではありません。ニュースで放映したり、新聞に掲載したりしていることが、十分に社内で正確性が吟味され、本当に正しいことを報道しているでもありません。もちろん嘘でもありません。多くの科学者が信頼している、私も有名な科学雑誌の審査員をすることがありますが、有名な科学雑誌でさえも、数多くの情報汚染、利害関係に基づく情報統制がなされています。そもそも、何をもって本当のことと判断するのか?その判断は誰にとっても難しいのです。どんな情報をどれくらい信憑性を持って信用しているのか、ワクチンやコロナに関しては、個人個人で吟味する必要があります。

ワクチンを打たないことで人を差別することには「差別する側」にとって、一定のメリットが存在します。それは、「関わりたい人、関わりたくない人をコントロールできる」ことです。ワクチンを打っていない人が職場にいて、その人のせいで自分が不安だったので、従業員にワクチンを強制することで職場の人が安心して仕事ができるようになったという例です。自分の不安を解消するために、力関係を行使して、人の行動をコントロールする、その免罪符として使われることは大変残念なことです。今後は、昇進などで差別されたり、妙に特別扱いされたりするのでしょうね。みんなが安心したい世界をつくりたいというのはわかりますが、その為に、ワクチン接種が必須なのか?ワクチンを接種したら、本当に長期的に安心した世界が作れるのか?ウィルスは人工的に作れる時代です。また新しいウィルスが世界中に蔓延して、別のワクチンを開発すれば、世界人口を調節しながら、医療機関がどんどん富を肥やせる、そんな構図が見えてなりません。